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第4章 ■ 物流コストダウン7つの方法『⑤受注のルール作り』

「⑤受注のルール作り」

本書で再三言い続けている「物流の90%は受注で決まる」であるが、
その受注を見直すことによって大きくコストダウン効果を得られることが多い。

なぜ受注業務への負荷が高くなってしまうのか。
それは様々なスタイル又は形式での受注を受けている現場ほど
負荷が高くなっているからである。

まず、受注フォーマットが複数になっていることが多い。
専用オーダーシートを使用している企業も多くなっているか、
得意先のフォーマットにより様々な形で受注を受ける企業も少なくない。
これらは事務作業を複雑化させ、作業を長時間化させる要因となっている。

また、受注においても最も問題視されることか多いのが、
受注締め切り時間を過ぎての受注に代表されるイレギュラー業務である。
これは顧客からの要望だから仕方ないと割り切り、対応してしまうのである。
確かに顧客からの要望は断りにくい。
しかし、そのまま受けていてはお互いのサービスレベルの低下にもなるため
改善する必要がある。
改善策としては、イレギュラー業務の数値化に取り組みことがある。
イレギュラー業務の発生原因を集計し、その原因がどちらにあるかを定める。
これを定期的に集計することによって、
改善に向けた行動が結果として表れているか否かを見ることができる。

顧客に対しても、顧客が原因で発生しているイレギュラー業務でサービスが
どれだけ低下していることを示すことができれば行動を起こさすにはいられない。

また、昨今は情報システムの構築によりEOSによる受注が広がっているが、
未だにFAX、電話による受注が大半を占めている物流現場も少なくないのが現状である。
この読み間違いや聞き取り間違いか発生しやすいFAX、
電話による受注の比率を下げていくことで大きなコストダウン効果を得られる。
これには得意先との受注形態の変更が伴うため、
顧客または営業部隊等との連携が不可欠になる。

 

   図⑮■受注ルール●P85