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第145回「営業担当者に航空、船舶、鉄道貨物の基本知識を」

ブラックボックスにチャンスあり。仕入、生産、販売、情報そして物流。経営活動におけるブラックボックスは物流と言えるかもしれない。
このブラックボックスに勝機を見い出し成長・発展している企業は少なくない。では更に「物流」におけるブラックボックスとは何であろう。私は在庫と貿易業務だと思っている。今回は後者の「貿易業務」に触れてみたい。

税関への書類作成と申請や水際での検疫、薫蒸などといった複数の手続と工程を経て、輸出入が行われる。陸運会社が陸送と倉庫、流通加工そしてそれに伴なう情報システムの知識があればメシが食える。そんな時代は終わろうとしている。

最近では年商5億規模のメーカーでも輸出入の業務は避けて通れない。特に資材、商材が安価で調達できる中国を中心とした東南アジアからの輸入業務は物量の大小はあってもこれらの規模のメーカー、商社には日常業務となっている。

大手物流会社は当然のことながら中小物流会社もこれらの荷物を扱うことで数%の手数料とそれに付随した輸送や保管、流通加工の仕事にもつながってくる。
会社の内容にもよるが私はしばしば中小の物流会社に通関免許を取ってもらうようにしている。理由は上記のように既存荷主の業務が拡大することと新規開拓のメニューPRと他社との差別化につながるためである。しかし免許ありきではない。

これからの物流の営業担当者は自社の業務はもちろんのこと貿易にかかわる航空貨物、船舶貨物などのフォワーダー、乙仲、そしてJR貨物等の基本知識を持たないと荷主のニーズに対応できなくなった。長距離幹線輸送をJRコンテナに変更してコストダウンを実現した例も多くある。
またCO2削減対策にもJRコンテナを利用する荷主も増えてきた。同様に昼間の航空便を活用し、東京〜大阪間の輸送コストを下げている会社もある。

これからの営業担当者は陸・海・空の輸送を組み合わせることで荷主に喜んでもらえる提案とその元になる知識の習得が必要となってきた。

社長、御社の営業担当者の知識レベルは荷主のニーズに対応できていますか。