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第151回「資産繰りがやばい!」

資金繰りを税理士や他人任せにしている経営者ほど危ないモノはない。カラダでいうところの心臓部は自分で管理しなければならない。
資金繰りがショートすると社会保険料の未払い、消費税の未払い、ゆく末は夜逃げ。そこまでに至るまでに様々な手を打ってきたのであろうか。はなはだ疑問である。借入を行っていても高金利のモノに頼っていては倒産は時間の問題である。

人員の見直し、給与体制の改善、更に役員報酬のカットなど人件費の見直しとその他経費の削減まで行ったがそれでも追いつかない場合は借入金自体の内容もチェックしなければならない。

大半の中小企業において頼りになるのは残念ながら知名度のある大手都市銀行ではなく、初めて聞くような信用金庫か信用組合そして商工中金などの政府系金融機関である。しかし、それらからの借入でも金利はばらばらになっている。いわゆる貸し手側のリスクが金利に反映されるのであるが低いところで1%台、高いところで4%台を提示している。我々のクライアントはどのように窮地を凌いでいったか以下に見てみよう。

政府系銀行に事情を熱心に何度も説明し、返済計画を提示した結果、元金返済を1年間止めてもらい、金利だけを払っていたA社。
金利比技を行い、高い金利からの借入を低い金利の銀行に借換えを行い、月々の返済額を25%減らしたB社。
生命保険を解約する前に解約金の先払いの意味合いとなる自由借入枠を使ったC社。
手間がかかりそうだと後回しにしていた制度融資(県・市)を申し込み、保証協会を入れて融資を受けたD社。人間関係ができている取引先や周囲にビジョンと新規事業の将来性を伝え増資を行ったE社。

それ以外にもここでは書ききれない方法などもある。いずれにせよ資金繰りはあきらめない気力と万全策を尽くす知力である。社長、あきらめるのはまだ早いですよ。