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第163回「儲けのみを求めるなら物流業を止めた方が良い」

物流業の経営利益率は優良企業で7%前後、一握りの超優良企業で10%強。黒字企業の大半は1〜3%とその利益率は全体的に低い。この他の多くの赤字企業がある。

例えばあるコンビニエンス大手は経常利益25%、上場優良製造メーカー、部品メーカーで30%を超えるといった企業があるが物流業界にはそんな会社は皆無である。儲かる商売かと言えば決してそうではない。むしろ、労多くして実り少なくの商売であろう。
事故の対応、対策、就労環境と長時間労働、またこれらの管理など一般産業と単純に比べられるものではないが、ハードかつ儲からない商売である。しかし我々なくして新鮮な肉や魚、野菜やイタリアのワインも飲めない。
反対に猛暑でも自動販売機で冷たいジュースが買えるし、引越しも簡単に行え、便利になった。我々は経済活動を支える基盤産業としてなくてはならない黒子なのである。
こういった社会に対する影響力や貢献に対する手応えと喜び、または乗務員の成長に対するやりがいなど我々が「当たり前の崇高な存在」であることを将来のビジョンや夢、荷主へのサービス、従業員の幸せなどに転化できなければつまらない商売かもしれない。

社長!こんな儲からない商売をなぜ続けているのですか?いや続けていける原動力は何ですか?もしこの質問に答えが出なければ、はじめは大義名分で良いですから会社の儲けには代えられない原動力を創りませんか。