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第176回「給料は誰からもらっているのか」

「給料は誰からもらっているのか」としばしば私は物流現場のスタッフやドライバーに聞く。返ってくる答えは「会社からです」が大半である。残念なことであるがこれが実態である。

物流現場スタッフやドライバーに限らず給料は「お客様」からもらっているのである。サービス業である物流業の現場はこの事をしっかり伝えなければならない。あいさつ、マナーは当然のこと荷扱いや緊急対応をしっかり理解して進めてもらうために不可欠なことである。
会社のトップや営業担当者は比較的お客様(荷主)と接することが多いため、既にこの事を理解している人はほどほどにいるが、現場となると「お客様」ではなく「会社」から給料をもらっていると錯覚してしまう。

会社はお客様からもらったお金(売上)を分配しているに過ぎないのである。サービス業は特にお客様(荷主)を見て仕事をすることが基本である。
確かに現場スタッフはお客様と会う機会もなく、感謝のことばを聞くこともない。聞くことがあってもクレーム発生の時くらいである。我々の業界はやって当たり前、荷物が時間通りに届いて当たり前、キズなく汚れることなく届いて当たり前という仕事をしているから大変である。だからこそ「給料はお客様からもらっている」という事実を意識的に伝えなければならない。意識改革、現場改善のスタート地点と言えよう。このことを会社の半分以上のスタッフが理解し行動し出すと会社は必ず変わる。

サービス業として。荷主に喜ばれる企業として。みなさんも現場スタッフが集まる場で聞いて見てください。「給料は誰からもらっているのか」と。