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第177回「現場はショールーム」

「現場はショールームである」と私は物流会社のメンバーに頻繁に伝える。
“ショールーム”それは荷主がここを訪れれば思わず仕事をお願いしてしまいたくなる現場。物流コンペにおける選考プロセスにおいても提案書通過(一次選考)、見積書通過、トップヒアリング通過を果たし、受注まであと一歩というところで最終チェックとして「現場視察」ここで荷主は今までとの大きなギャップを感じることになる。

提案書に書かれていた内容とはほど遠い現場のずさんな運営とあいさつひとつできないスタッフたち。私はこんなパターンの会社を数多く見てきた。どんなにすばらしい提案営業であっても現場が「ショールーム化」されていなければ荷主は仕事を依頼しない。むしろその大きなギャップを感じてしまう。
ある物流会社の社長がよく言う、「最大の営業は良い仕事をすること」と。その通りであるが具体的には「ショールーム」のような現場を創り上げることである。これは何もお金がかかることを示しているのではない。

1.あいさつ
2.整理、整頓(できれば清掃、清潔、躾の5S)
3.電話応対

の3点が基本事項である。当たり前のことばかりである。
「整理」は要らない物を捨てること。「整頓」は良く使う物を次に使いやすいように整えておくこと。ここまで噛み砕かないと現場には伝わらない。
また電話応対はその対応の印象が良いということに重点を置くことが多いがその他に重要なのは担当者不在時の伝言と折り返し連絡である。
私がモデルとするある物流会社は30分以内に折り返しの連絡が入る。要するに施設が古くてもきっちり整理整頓がなされている現場であれば十分、荷主の目にかかる。このように物流業は完全にハード産業からソフト産業に変わったのである。

みなさん、現場をショールーム化しましょう。