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第186回「物流コンペに踊らされるな」

我々は仕事柄、荷主企業の物流会社選定コンペティションのお手伝いを
させていただくことがよくある。
荷主企業のコンペティションにも様々な目的と背景がある。
その内容は料金の値下げや拠点集約、輸配送の効率化、
情報システムの導入による物流品質の向上などである。
いずれも現状の物流形態や、物流会社から受けるサービスなどに
満足していないということは事実である。
物流会社側にしてみれば、選考される側とあって、
どうしても気後れしてしまう場合が多い。
また、既存の物流会社は危機感を持って、
その提案と料金提示に必死になる会社と、
「どうせ我々がいなくては、この現場は回らない。他社でできる会社なんかないさ」
と高をくくって、コンペに対して最低限の資料だけを提出するといった会社の
二通りに分かれる。
結果はお分かりのように、後者は選考から落ちてしまう。
それは当然である。
荷主は現状に満足していないからである。
また、荷主側にもいろいろな会社がある。
物流ノウハウがあり、全体最適の視点でコンペティションを行う会社。
また、物流ノウハウがなく、運賃交渉の部分最適の視点のみで行う会社。
そして、一時的にコンサルタントから知識を吸収し、
表面的なノウハウでコンペティションを進める会社と様々である。
ここでお伝えしたいのは「物流コンペティション」というイベントに
踊らされることなく、わからないことは「わからない」「○○データが欲しい」
などといった自社の実力をいかんなく発揮するための提案に、
必要な行動は正々堂々と進めなければならないということである。