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第190回「白ナンバーを狙え!」

景気の上向きが感じられるとは言え、まだまだ「仕事が欲しい」と、
嘆いている物流会社の社長さんも多いことでしょう。
仕事は視点や考え方を変えれば、いくらでもあるのが実情。
しかし、そこには行動力と交渉力が不可欠であることも周知の事実だ。
まだ、開拓しきれていないマーケットがある。

それは白ナンバー、いわゆる自家用車マーケットだ。
基本的に緑ナンバーの業務用車両と比べて、自家用車両はムダが多い。
印刷物を自社で納品しているあるメーカーは2t車、3t車を合わせて8台所有している。
しかし、その使い方は、朝の8時から正午まで、なんと4時間である。
残りの時間は車庫に止まったまま。
一日の走行距離も平均50─60km。
燃料、油脂費などの変動費はともかく減価償却や車検、保険料などの固定費は、
ムダのかたまりと言えるであろう。
午後からは、そのドライバー達は仕分け、出荷作業にあたっている。

このような会社の場合、明らかに自社で車両を所有する必要はない。
物流会社側としては、このような会社に「納品業務の外注化」を提案すべきである。
具体的には車両は買い取るか、そのまま先方所有にしてドライバーを派遣するなどの対応を行い、
燃料代は実費請求とする。
まずは2─3台から仕事をもらい、徐々に対応台数を増やしていく。
また、高齢化しているこのメーカーでは、いずれ人員の補充を行わなければならないため、
配送、納品にとどまらず、仕分け、出荷作業の受託、そしてセンター運営全般、
物流部の運営代行へと展開できれば理想である。

いずれにせよ、自家用車両の使用については、このような稼働時間以外にも燃費、配車、
ルート組み、燃料購入、車両管理、事故管理など物流業のノウハウを導入すれば効率が上がるか、
コストダウンにつながるムダが山積している。
この点を提案ポイントとして、
まずは高齢化が進む白ナンバー荷主会社を訪問してはいかがでしょう。