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第215回「大不況時代の生き残り戦略③」

世界不況がここまで広がると、
「生き残った者勝ち」の総力戦になり、
またそれは持久戦とも神経戦とも言える戦いになるであろう。
その中で、物流業の経営は「メンツ」より「中身」を取る
というシフトチェンジが必要である。
生き残るためには減車をすることもOKであるし、
借りている倉庫を返すこと、土地を売ることも全て得策である。
明日を凌ぐことができなければ将来がないことは、はっきりしている。
経営状況が芳しくない会社、資金繰りが悪化している会社、
売上が大幅にダウンしている会社ほど、最も効果のある方法に着手していない。
その多くはしがらみやメンツ、
風評などの無形の圧力に負けてしまっているのである。
その点、創業経営者のほうが二代目、三代目社長よりも割り切りが早く、
立ち直りも早い。
もともと裸一貫で立ち上げてきたのだから
「失うものは何も無い」と言った具合である。
このように余っているモノ、余らしているモノ、
価値を何も産まないモノは今の時代、処分することも重要である。
会社そのものの「5S」(整理・整頓・清掃・清潔・躾)と
「棚卸し」を今の間にやってしまうのである。
そして持久戦に耐えたあかつきには、
そのことが必ず次のリベンジに大きな力を及ぼすに違いない。
不採算ルート、遊休倉庫、空車が続くトラックを、
「いつかは」「なんとか」「もしかして」
などと自分に言い聞かせてムダを放置していないだろうか。
やはり早期治療が会社の健康にも一番であり、
「今の負けを素直に認め、明日の勝ちを得る」
という会社の現状を正面から受け止めるスタンスと、
無形の圧力に負けない思い切ったシフトチェンジが
求められているように思うのである。