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特別号(6)「経営者の孤独」

経営者には大なり小なり「孤独」が付きものである。従業員には聞けないこと、取締役幹部にも相談できないこと、また実父といえども会長にも相談できないことなど、山ほどあるのではないだろうか。最近、「経営者は『孤独』をどのように対処するかで真価が決まるのではないか」と強く感じている。

あらかじめ断っておくが、そういう著者自身うまく処理できずにいる状況である。経営者によっては豪遊したり、女性関係に走ったりなど、お世辞にもお勧めできない行動をとる人もあるだろうし、青年会議所や関連協会の仲間と夕食を共にしたり、ゴルフを楽しんだりするといった穏やかな解消方法もあるであろう。しかし、経営者の孤独は24時間付きまとってくるもので、決して周囲によって片付けられないモノが必ず残ってくる。

例えば「私は本当に経営者に向いているのだろうか」「幹部や従業員は私についてきてくれているのだろうか」などの誰にも相談のできない事柄については、しっかり自分と向き合い、その『孤独』と戦わなければならないのだと思う。

私は、経営者が持つ『孤独』とは、経営者である限り「対処」もできないし、「解消」もできないと思っている。この『孤独』と友達になって末永く付き合っていくことが必要だと思う。しかしながら、この『孤独』とずっと一緒に居ると、心も身ももたないであろう。

ある経営者は、銀座や六本木で酒盃をあげることで『孤独』と付き合っている。また、ある経営者は自宅へ帰り、家族が寝静まってひとり読書をすることで『孤独』と付き合っている。

付き合い方にこれといった正解はないであろう。それぞれの経営者のタイプによっても違うと思うし、
経営者の年令や成熟度によっても異なってくるであろう。
もし正解があるとすれば、その『孤独』の対象となっている事柄が自分の努力によって好転するか、見通しが明るくなることで軽減することであろうか。

皆さんは『孤独』とどのように向き合っていますか。