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特別号(7)「経営者の年収」

我々のクライアントである物流会社の社長の年収は、業績や財務状況によっても異なり、その内容も様々である。クライアントのA社長は年収650万円、B社長は年収1,250万円、C社長は年収2,000万円、最高額はM社長で年収5,000万円であった。

ある物流組合の会合の二次会の席で「自分はいくらの年収を取っているか」という話題になった。ある社長は月100万円、他の社長は月110万円、90万円と、ここに集まった経営者達の平均年収は真実であるか定かではないが、年収1,000万円クラスであった。
この二次会の席で、ある社長が「社長がいくら取っているかが大切ではなく、自分の右腕にいくら払っているかだ」と発言。すると周囲の社長連中は急に静まりかえった。

確かに、このことは大変重要であると思う。上記M社長は自身の年収5,000万円で、右腕である専務には年収3,000万円を支払っている。立派なものである。しかし、そもそも「経営者の年収」が固定費で良いのであろうか。

昨今の税務上の改正で、期中での役員報酬の変更は利益操作と見なされ認められなくなったが、本来、経営者の報酬は年ごとに見直され、業績に応じて変更すべきであるとも思う。
会社で働く一部の営業担当者、長距離ドライバー、パート・アルバイトの給料が売上制などの変動費になっているのだから、経営者の報酬が固定費というのはいかがなものかと思う。

適正な年収については、オーナー社長とサラリーマン社長の違い、また、所有する土地が個人名義か会社名義かによる家賃収入の有無、社長以外の同族役員の年収など、状況により様々であるが、せめて自分の年収以上の経常利益は出すべきではないかと私は思う。

そういう意味でも、経営者の方々は自分の年収の目安とするものを持っていますか。