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第234回「庫内業務改善“6つの「ない」”」

読者の皆さんの会社は、規模の大小を問わず、倉庫を所有する、あるいは賃借して庫内作業を行っているところも多いでしょう。そこで、今回は簡単に庫内業務の改善点を発見し、実行できる「6つの『ない』」をお伝えする。それは、
①持たせない
②待たせない
③歩かせない
④考えさせない
⑤探させない
⑥書かせない
の6つである。

①は、商品や荷物をできるだけハンドリングしないということ。要するに、回数とそこで働くスタッフの「持つ」という行為に対する作業負担の軽減を意味する。

②は、端的に言えば「作業待ち」を作らないように、あらかじめ段取りを考えておくこと。具体的には、パート・アルバイトや派遣スタッフを早期から手配しているにも関わらず「何もすることがない」というような状況を解消することによって、庫内コストの最大ウェイトを占める人件費を抑制することである。

③は「ヒトの動線」、いわゆる作業スタッフ全般にムダな動線がないかということ。最短の移動距離で最大の作業効率を求めることが、庫内の飽くなき改善である。

④に関して説明すると、「作業」というものは一心不乱、一気呵成に進めることにより、生産性が高まる。そこに「考える」という思考が入ってしまうと当然、その生産性は落ちてしまう。例えば、棚表示は商品名でなく棚番地を設けることで、「誰もがわかる現場」になる。このようにして、作業スタッフに出来るだけ「思考させない」ということが重要である。

⑤は④に関連しているが、本質は全く違う。違いは「表示」を徹底しているかという点である。⑤は、簡単に言えば「どこに何があるかがわからない」といった状況を作らないということである。そのポイントは入荷、保管、仮置きなどといった作業単位において、その作業終了時にその商品や荷物がどのような目的や特性を持っているかを都度、「表示」または「明示」させていくところにある。
すべての業務が「終了」してからこの「表示」、「明示」を行ってしまうために、多くの現場は「探す」というムダな行為と時間を要してしまっている。

最後に⑥であるが、これは伝票や帳票類を「ヒトが書く」と、必ずヒューマンエラーやケアレスミスが発生してしまう。そのため、伝票発行までのプロセスで「書く」という行為は無くさなければならない。「入力」という行為も可能な限り減らさなければ、ヒトのミスによる「間違った情報」での作業はなくならない。

この「6つの『ない』」で、皆さんの倉庫を一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

 物流コンサルティング・コンサルタント
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