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第253回「定期的に他社見学を行っているか!?」

物流業界の経営者、管理職は基本的に井の中の蛙である。
従って、自分たちが良かれと思って行っていることも
、同業他社・業界全体で見ると間違っていたり、劣っていたりする場合がよくある。
伝票処理の方法、電話応対の仕方、センター運営に置ける人員管理、配車のやり方など、
様々な面でその違いが見られる。
中途採用の人材を積極的に行っている会社では、
前職や他の会社を見てきたため、最適な方法を追求・改善することができるが、
プロパー社員やベテラン社員の多い会社では、他のやり方、いわゆる「引き出し」の数が少ない。
我々が行っているセンター長育成講座でも、
参加者にとっては座学やロールプレイングしかり、
他社見学が最もインパクトがあるようである。
なぜなら、現場を見れば一目瞭然だからである。
やはり、経営者や幹部候補、中間管理職、全ての階層に言えることだが、
「他を知る」ことには大きな収穫がある。
自分たちが行っていることの方が最適方法であれば、
反対に「確信」が得られる。これも大きな財産である。
事業所を広域に五か所以上持つ中規模クラスの物流会社では、
他社見学の前に自社見学をおすすめする。
事業所の数が増えたこと、また人事異動を積極的にローテーション化できないため、
自社の他の営業所はどんなやり方や運営を行っているかまでは
知らない社員が多いのが実情である。
協同組合メンバーや、物流ウィークリーの記事に出てくるエリアが
バッティングしない会社などに連絡を取って見学を申し入れる。
そして、見学を受け入れる。
自社が見られるとなるとなれば、現場も変わってくる。
いずれにせよ、荷主と自社との関係や、現場でしか見えないことが常である物流業界。
放っておけば、自然に井の中の蛙となってしまう。
そこで敢えて他社見学、自社見学を行い、他から学ぶことが必要である。
意図的に、計画的に、定期的にである。