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第266回「“ムダ”より“ムラ”取り-(2)」

前回の続きとなるが、「ムラ」というとヒトのやる気の無さや感情的なイメージを持つ方もいると思うが、物流現場での「ムラ」は
(1)能力の差による作業品質、スピードのバラツキ、(2)(季節)波動などによる閑散期と繁忙期の物量、作業量の差、(3)得意先、協力会社との具体的な取り決めのない臨機応変、その場しのぎの業務などを示す。
しばしば「作業品質の均一化」などと言われるのは真にこの「ムラ」取りにあたる。ではどのようにすれば「ムラ」取りができ、解消されるのであろうか。
それは(1)期限を決める(2)得意先、協力会社、他部署との継続的話し合い、の2つに尽きるであろう。

(1)の「期限を決める」は、ダラダラと行っているから「ムラ」が出るのであって、例えばパートの作業品質においても休憩時間をきっちり設けること。
ヒトの集中力は平均2時間と言われているから、作業現場においても時間設定が重要であり、2時間を超えるようであればBGMを流す、また立ったままの作業を座る作業に変更するなどの工夫が必要である。
また入荷のたびに作業の手を取られ、荷受けに対応しなければならない現場も多いが、入荷締切時間の設定とその厳守により、メリハリをつけることが重要である。

(2)の「関係する会社、部署との継続的な話し合い」とは、たとえば関係先の都合で待ち時間が発生したり、時間外受注の出荷業務を対応するなどといった「ムラ」を発生させている業務について、集計を行い、データを持って根気良く話し合いの場を設ける必要があるということである。

「ムラ」の解消というと教育、トレーニングの実施や作業手順のマニュアル化、チェック、検品の強化、機械化の推進などが一般的には言われている。これらは効果に「ムラ」が出てしまうことも多いが、基本と言えるため付け加えておいたほうが良いであろう。

 
物流コンサルティング・コンサルタント