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第317回「リーダーの考えを“伝える”」

センター長や所長、現場リーダーの考えを現場スタッフに“伝える”ことが出来れば現場は変わっていく。しかしながら残念なことに、リーダーの考えが末端にまで伝わっていないことが往々にしてある。なぜ伝わっていないのであろう。
事例から見ると以下5つの理由がある。

1.「考え」を“伝える”時間と場所を作っていない。
2.作業手順や変更の仕方は伝えているのであるが、なぜそうするのかという理由、背景を伝えていない。
3.リーダー当事者自身がなぜそうするのかという理由、背景を理解していない。
4.上記の「理由」や「背景」を伝えたいが、表し方、説明の仕方が分からない。
5.そもそも現場スタッフになぜそうするのかという「理由」や「背景」を伝える必要はないと思っている。

以上のような理由である。
「コミュニケーションを取る」ということが盛んに言われているが、具体的なコミュニケーションの場面やタイミング、方法などまで言及している会社は少ない。
朝礼、昼礼、個人面談での伝達、同じことを10回言い続ける執着心と継続力が必要であるが、リーダー自身が「何が問題、課題であるかが分からない」という状況にあり、問題意識、気づきの欠如による「井の中の蛙」化となってしまっている。
そもそも、ヒト(現場スタッフも同じ)は納得しないと動かないものである。一時的に行動するものの、当事者が“納得”していない限り、先ず継続することはあり得ない。

このようなことから言えることは、リーダーの立場にある人は、
(1)“伝える”ための方法として話すだけではなく、書いて伝える(文書回覧、掲示物作成によるビジュアル化)、観せて伝える(ビデオマニュアル、他の現場視察)というやり方もあるということを知っておく。
(2)言葉足らずにならないよう(理由や背景を)分かりやすく伝えるように心掛ける。
(3)伝えるテクニックを考えるより想いを伝えるために裸で相手にぶつかっていく。
(4)継続力、根気、執着心を持ってやり遂げる力を養う。

以上の事柄を念頭に入れ、納得(満足という意味ではない)し、同じ方向を向いたチーム(現場)づくりを進めていきたいものである。