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第320回「考えること」と「感じること」

「考えること」と「感じること」。言葉づかいの理屈っぽさを感じる人も多いかもしれないが、結構重要なことである。
問題解決に向けて初期情報を右脳で捉えているか左脳で捉えているかどうかという違いであるが、このアンマッチによって解決可能な事柄をより難しくしてしまい解決不可能な状態になったり、本来よく考えて答えを出したり、または発言しなければならない事柄を感じたまま即答してしまい問題解決をこじらせてしまったり、というケースがしばしば見受けられる。

特に学業における偏差値の高い人物が、「この人は凄い」、「この現場はきれいに整っている」など“感じる”場面で、「なぜこの人はこのような回答を導くのか」、「この現場のレイアウト図面を見なければ分からない」などと“考えて”しまうことで初期情報のアンマッチが発生し、問題解決の明暗が分かれてしまう場合が多い。

こと“物流”そして“現場”においては拙速は避けたいところであるが、「走りながら考えること」でかなりの問題は解決できると筆者は捉えている。
最もよろしくないことは、行動しないであれこれ考え一喜一憂することである。「考えること」と「感じること」のアンマッチ解消に向けた方法は“訓練”するしかない。思考がパターン化するまでの30代後半までに多くの問題解決にあたり、実践を踏みながら、プロジェクトリーダー、または上司にリードしてもらうことが望ましい。
しかし、残念なことにこのリーダーや上司がアンマッチを発生させていることも少なくない。それほどに、パーフェクトな人材は一部のトレーニングを受けたモノでしか実在しない。

読者の方々には事柄についてこれらの違いがあること自体を理解するだけで問題解決の糸口が見つかることを実感してもらいたいと思っている。
伸び悩んでいる若手などに、このアンマッチのサイクルに入ってしまっていることが非常に多く見受けられる。