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第350回「ライトマテハンが必要である」

マテハンとはマテリアルハンドリングの略語であり、カゴ車やラック、リフトなど製造、物流などで使用する機器、機械、全般を示す。それに対してライトとは、従来のマテハンに若干、手を加えて利便性を高めるか、又は軽量化、縮小化によって、より手頃にし、身近に有効活用できるマテハンを示す弊社の造語である。

少子高齢化、労働人口の縮小の中、女性の労働力に期待が集まっている。またパート、契約社員の正社員化が大手企業を中心に進み、現場はいかにスタッフに優しい労働環境を整えるかによって採用と定着の成否が分かれるようになった。その中で今回クローズアップした点は、(1)重たいものを「持たせない」と(2)「かがみ」作業の払拭を考えていきたい、というものである。

この2つの作業特性は非常に多くの現場で見受けられるモノである。これらを改善すれば作業生産性が高まるだけではなく、作業負荷の軽減も同時に果たせることが出来るため、スタッフに優しい現場化につながる。
具体的には(1)重たいものを「持たせない」については、オモチャのマジックハンドの原理で重量物を①挟み、②固定して、③持ち上げるか、滑らせるという(ライト)マテハン、もしくはヒトが触ることなく目的点まで移動させるロボットということになる。
(2)「かがみ」作業の払拭でもシンプルな原理であり、ヒトが下方へ屈まずに対象物が上昇するというものであり、カットハウスの椅子や医療での現場などでは普通にある光景である。

福祉重視の北欧ではマテハンとその自動化が進んでいるが、体格や気候、習慣の違いから日本にそのまま持ってくるわけにはいかず、何と言ってもライトではなく、ヘビーである。ピッキングコルセットやハンドリングギブスといったものが開発されるべきであろうか。

筆者もまだ答えはなく思索中である。重たいものを持たせないように、かがみ作業などの連続した作業負荷を軽減させるなど出来れば、物流現場は間違いなく活性化するであろう。