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第351回「2Sが出来ない会社の対処法」

2Sとは整理整頓を意味し、「整理」とは要らない物を捨てることであり、「整頓」とは良く使う物を使い易いように整えておくことである。
この2Sは物流のみならず、製造や営業をはじめとする企業活動や、公共施設・機関、また家庭での日常生活までも対象範囲が広まる。簡単なように見えてなかなか出来ない2S。

2Sでさえ出来ていないのに5S(清掃・清潔・躾が付加される)を挙げる現場も多く見かけるが、重要であるのは先ず2Sであり、残りの3Sは2Sが出来れば自ずと出来てくるものである。
“たかが2Sされど2S”で、2Sが出来ている現場はあいさつも出来る現場であり、作業の生産性、品質とも決して悪くはない。では何度言っても2Sが出来ない現場はどうすれば良いだろうか。

何度言っても出来ない現場を説き伏せるには大きな労力と時間がかかるため、多くの現場は大鉈を振るわなければ直らないが、方法の1つとして「引越し」がある。
引越しをするには物を1つ1つ見なければならない。あとで片付けが残るとなると必要のない物は持ち出さないということになる。ここで「整理」が果たせることになる。
今よりも小さな場所への引越しであれば必要な物を狭く感じる所に収めなければならないため、収納や片付けを考えることになり「整頓」に限りなく近い状態が作れるのである。

もう1つの方法は“他に任せる”、要するに外部に委託することである。自身、自社における2Sに関しては大きなモチベーションは生まれないが、この2Sがお金になる、仕事になる、となれば格段にモチベーションは上がるであろう。そういう点では医療での調剤薬局や物流における在庫管理は“外”に業務を出すことで2Sが果たせているとも言えるであろう。

最後に1つ、現場によって違いがあるが、見られるとキレイになることがある。女性も同様という説もあるが、人に見られるとキレイにしようとするものである。ならば来客者にドンドン現場を見てもらうのが得策である。
ちなみに筆者の自宅は来客があると家族がバタバタと部屋を片付けることがしばしばである。