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第357回「問題意識の『ヒヤリハット』」

読者の皆様、あけましておめでとうございます。本年もどうぞご愛読の程、よろしくお願い申し上げます。
2015年も物流だけに捉われず、筆者の感じた事、気付いた事など、コンサルタントライフを通しての情報発信をさせていただきます。
今回は安全管理、事故防止対策などで活用されている方法、ヒヤリハットをお伝えしたいと思います。

ヒヤリハットとは元々、ドライバー、現場作業者が「ヒヤリとした瞬間」「ハッとした場面」は、いったいどういった瞬間や場面であったかを具体的に専用のメモを用意して記録したり、作業・運行日報などに記入し、それを基に、いかに「ヒヤリハット」に出合わないかということを確認し、危機意識を高め、改善活動を行うというものです。

最近、筆者はこの方法を運行管理者、倉庫及びセンターの中間管理職に転用しています。それは問題意識を記憶に留めておくのではなく、記録、いわゆるメモにとる習慣づけを指導します。「あれはムダではないか」「こうした方が良いかもしれない」「Aさんに言うのを忘れていた」「あの備品を発注しないと」などなど、その場では気付くものの、その後の業務に追われてしまい、折角気付いた事、思い出した事、忘れていた事、アイデアなどはもう頭の中から消えてしまっているものです。そこでユニフォームの腕ポケット、夏場であればズボンの後ポケットに入るメモ帳とペンを携帯しておくように指導
します。そこで何か上記の発見や出来事があれば、必ずメモを取るという事です。これを長続きさせるには、

(1)メモ帳は付箋の外れるモノでなく、綴じられているメモ帳
(2)メモ帳はコンビニなど、どこにでもあるモノで、出来れば罫線が入っていない無地真っ白)なモノ
(3)メモ帳のサイズはポケットに収まるサイズのモノ
(4)きれいな字でメモする必要はなく、いかに気付き、発見を早く残すかに注力する
(5)くだらないと感じる事も大切な情報として捉え、何事も書いてみる
(6)上司、先輩から進んで実施する
(7)毎日でなくても2、3日に一度は読み返すこと
(8)デジカメ、スマホの画像と併用させる
(9)書きモノの筆記用具は書きやすく、すぐに芯が出るペンにする
(10)読み返して再度“重要事項”を感じたメモはマーキングするかパソコン、他のツールに入力及び書き替えて正しく安全に保管させる

などであるが、ここから先は“To Doリスト”、“やることリスト”への展開となるであろう。

20歳代から30歳代半ばまではメモ力が自らを育てる。問題意識の「ヒヤリハット」活動をお勧めいたします。