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第378回「元箱管理と安全管理」

元箱管理と安全管理は字の如く、物流における“安全”を守る管理の1つである。
元箱管理とはバラやピース単位の製・商品を最後の1つまで箱、ケースに残しておくというものである。作業効率からはムダとなる場面も往々にしてあるのだが、これは品質管理の1つであり、生産性を追求するテーマとはならない。

元箱管理は(1)日付の逆転を防ぐ(先入れ先出しの徹底)、(2)製・商品の埃、汚れを防ぐといった目的がある。商品品質テーマであり、製・商品の安全管理の1つでもある。
安全管理は読者の方々にはより身近なテーマとなっているのではないだろうか。読者が物流現場にて早期の段階で確保することは次のような点である。

駐停車トラックにおける「輪止めの実施」、車体記載義務がある「社名の有無と分かりやすさ」、2t、軽車両における「施錠の実施」、大型車両、4t車両では助手席側ドアの施錠が必須である。
一方、センター・倉庫ではリフトマンの「ヘルメット装着」、「高積みパレットの有無(10枚まで)」、「棚・ラック上段での重量品保管の有無」、「棚・ラックの固定(アンカーボルト、アームなど)」、「タテパレの有無」、「2Sの徹底レベル」、「照度チェック(目安250LUX)」、また作業時では、検品・梱包での異物混入のチェックなどが挙げられる。

詳細には多くのチェック項目があるが、限られた時間では上記の確認が重要である。物流に求められるものには生産性(リードタイム含む)と品質、イレギュラー削減、そして「安全」があることを再確認しなければならない。テロ対策による爆発物検査は行われるようになったが、様々な危険から安全を確保しなければならない。広義には情報のセキュリティまでに及ぶ。

人の命と権利を守ることは大前提であるが、先ずは“当たり前”のことを当たり前にできるようにしていく永遠のテーマと向き合っていかなければならない。