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第379回「センター・倉庫の人手不足対策」

ドライバー不足の深刻さが顕著に現れている昨今であるが、人手不足については当然、ドライバーだけではない。サービス業、外食産業についても同様にその深刻さが取り沙汰されている。こと物流業界においてはセンター運営、倉庫スタッフの高齢化と共に人手不足の影響が大きい。
首都圏、自動車関連のセンター・倉庫では外国人スタッフが中心となって運営している現場を多く見掛ける。また、リフト作業についても外国人スタッフの登用がOKとなった。ただ抜本的な対策を考えていかなければならない現場、企業が多くある。

(1)労働時間の多様化と細かな勤務シフトの作成
(2)空調設備の必達
(3)休憩スペース、時間の確保
(4)時給の適正化
(5)6つのない(待たせない、書かせない、歩かせない、持たせない、考えさせない、探させない)の実践
(6)「休み」の確保と欠員時の応援体制を想定した“多能工化”の推進
(7)“やりがい”の創出
(8)レクリエーションを交えたコミュニケーションの強化

などが挙げられるが、次のステップとしては現場スタッフへの権限委譲、パートリーダー又は班長、グループ長などの小集団管理スタッフの設置と全体責任のシクミ化などが不可欠である。

一方、時系列に追っていくと「採用」、「定着化」においては「採用」に重点を置き過ぎ、あまりに「定着化」が手薄になっている現場、企業が多い。ここでは新人教育と採用者の不安の解消が重要である。それは面接、採用時から繋がっている事である。

過度に「業務内容の容易さ」をアピールしていないか、むしろハードさを伝える事が重要で「こんな仕事があるなんて聞いていない」と入社後のギャップが大きいと離職、退職に直接する。また、入社から3ヶ月が肝心であり、受け入れ側が「どうせまた辞めていくんじゃない」とか「この説明は総務に任せておけばよい」などとネガティブな考えと他人任せは禁物である。どんな素晴らしいブランド力や製品、ノウハウや施設を持っていても全ては人の確保が企業の生死を分ける。
今までは中国という“世界の工場”が一部を担っていたが、労働コストは日本をとうとう上回ってしまった。それにより国内への内製化が当面、加速することになる。

改めて皆さんのセンター・倉庫スタッフの採用、定着化レベルをチェックして見てほしい。