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第383回「“2016年問題”で業務受託を狙う」

読者の方々は“2016年問題”という言葉をご存じであろうか。
前回の東京オリンピックに合わせた1964年前後に建てられた建物、構造物が築
50年を過ぎ、老朽化したため、これらの改修、建て直しを実施するというもので
ある。これにより首都圏を中心に多くのビル、官公庁、道路などの構造物は工事に
入っている。
労働人口減少のなか、建築・建設業界に人手を持っていかれるのはドライバー不足
の物流業界としては厳しいが、ただ指をくわえて見ているわけにはいかない。
建設・建築関連では荷動きが活発になってきているのである。木材、鉄筋などの素
材系、柱などの躯体系、それに内装、設備系、取り付け部品など幅広い分野で荷動
きが見られる。一種の“特需”であり、また運ぶモノを探している物流事業者にと
っては荷物獲得の大きなチャンスである。
需要は関東1都5県に止まらず、地方の建築・建設関連に波及しており、北陸、中
国などから関東エリアへの“上り便”に明るい兆しが見られる。また改修、建て替
えと同時に法人の引越しがついてくる場合が多い。
次に「ハコモノ」が出来れば、中に入れる機器(コピー、デスク、照明)関係が動
くのが一般的である。
このように日々の情報収集とアンテナを張っておくことが大切であるが、“変化は
チャンス、差はビジネス”であることから必ず荷は動いているのである。
魚のいない池に釣り糸を垂れるのではなく、魚がいる池を見つけ出し、そこで釣り
糸を垂れることが業務受託の正攻法である。