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第386回「ドライバー不足対策〜採用、定着化の次は・・」

ドライバー不足は日に日に厳しさを増していると日本全国を回りながら筆者は痛感している。地方に出向くとドライバー以前にヒトがいないことを思い知らされる。

現場作業は途中で放置されていたり、空港のレストランでは注文を取りに来るウエイターもいない。一層の事、券売機でも置いてみてはどうかと思うが、それも根本的にヒトがいないため効果がない。
サービス業、ドライバーを中心とする陸送業では明らかに採用の二極化が進んでおり、ヒトがいる現場か、いない現場といった両極端であり、格差が広がっているという強い実感がある。

ドライバー不足対策については先日、月刊ロジスティクス・ビジネス(3月号)に「特集」として寄稿させていただいた。ここでは「採用」に課題があるのか、採用後の「定着化」に課題があるのかということを明確に捉えれば次の一手が打てる主旨の提言を行っている。その次に来るのが「囲い込み」である。人が集まっている集団ごと企業が提携する、抱え込む、サポートすることであるが、それには2つの「囲い込み」が挙げられる。

1つは、センタースタッフ、幹部候補生、スポットのアルバイトを対象にした大学の体育部である。これは第二体育部であっても、サークルであってもだめである。なぜなら上下の信頼関係の絆の強さが違うからだ。先輩を敬い、後輩の面倒を見るという関係が重要なのである。
もう1つはドライバーを対象とした進学者がほとんどいない工業高校、商業高校などと、東京、大阪などではカーレーサー育成専門学校など挙げられる。東阪以外でも大型二輪種免許講習などがある自動車専門学校とタイアップする方法もある。他には原点回帰とも言えるが、野球、柔道、剣道などの実業団も目的、やりがいを持った集まりへの囲い込みであったのである。