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第390回「「伊勢志摩サミットは成功だったのか」(5/15号の発行が遅れましたこと大変申し訳ございませんでした)

久しぶりの日本でのサミット開催、現地では1年以上も前から入念な準備に入り、“おもてなし”を駆使した。

日本のPRはともかく、肝心な経済政策となると安倍首相の1人サミットであった感が強い。世界経済の状況認識は非常にネガティブなものであった。ネガティブでも仕方がないのであるが、それに対する対策が貧相であったと言える。

財政出動についても声高らかに“要請”しているものの、ドイツ、イギリスは現状の金利政策がうまく行っているため、バランスを崩すような財政施策は採りたくない。総論はまあまあ理解し、承認しても、各国では厳しいお家事情があるからだ。
要は官僚レベルでの実務者ではどのような取り決めが成されたかが、我々にとって最も大きな事柄である。

経済のロジックは大きく変化しており、今回のメンバーに入っていない中国、ロシアを除いては具体性に欠けるのも仕方がないであろう。もう先進7ヶ国の時代ではないと言える。
ロシアとの領土、資源問題、中国との経済、領土問題を避けて次の方向性が見えづらい状況にあるのである。唯一、成果が明らかであったのは、オバマ大統領が被爆地広島を訪れたことであろうか。
核廃絶に向けては大きなメッセージとなったであろうが、この後のアクションに真価が問われている。
頑張ろうニッポン、頑張ろうセカイ!

先進7ヶ国にこんなに元気がないと感じたサミットは始めてである。