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第392回「変化はチャンス!」

最近、景気が良くないと頗る感じる。東京の首都高を走っていても渋滞なく厚木から柏へ抜けることができる。やはり東京が元気でなければ地方が潤うはずがない。とは言っても今回はアベノミクスの失敗だけではなく、中国の経済減速、英国のEU離脱など、世界の歪みが集中している。
いかなる時も不利な状況へ追い込まれながら先達たちは生き延びてきたのである。やるだけやったと言えるほどの万策を打ったのであれば、後は“果報は寝て待て”であろう。しかし、これも寝過ぎだと言えるほど待っているのであれば、腰を上げなければならない。

悲観的になっても何も変わるものではない。当たり前のことを当たり前に準備できたのであれば、あとは“運命”に任せよう。そんな他力本願で良い訳がないと思う方々は現状逆認識がおすすめである。
今の状態を“良”として動いていたのであれば、現状を“不良”からスタートさせる。今が“暑い”として反応していたのであれば、今を“冷たい”として対応を考える。
要するに今までとは180°方向転換を行ってみると答えは出なくともヒントはある。マーケティングなどでは大いに逆発想をして実際に行動してみるとよい。
ターゲットの絞り込みなども一種の思い込みであるケースも多く、その思い込みを一度、解き放ってやればよいのである。

あるメーカーが今年に入ってから創業以来、一度も入り込まなかったワンランク下のマーケットに商品を投入してみたところ、何と大ヒットである。また、ターゲット層がワンランク下であっただけで販売単価は今までと同じであるから、新しい顧客層が購入単価を上げたことになる。いや、そこが違うのである。ターゲットではないと思い込んでいたワンランク下のマーケットこそが今のこのメーカーのメインターゲットだったのである。

思い込みが呪縛となり、自らを不能にしてしまう。思考のスクラップ&ビルドが不可欠であるが、大手になると“積み上げ”に力が入る場合も多く、何が正しいか、解のない時代に生きていることは間違いなさそうである。