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第399回「物流会社の現場改善『11の鉄則』」〜後編〜

◆鉄則6 センターのパート比率を90%にせよ
コンビニエンスストアや外食チェーンの運営 社員:スタッフ=1:9
         ↓
パート・アルバイトの戦力化=利益に直結
         ↓
物流業 流通加工やセンター業務などパートが活躍できる業務を受注

事例①米国A社
臨時雇用者:社員=5000人:1人      
事例②B社
本社センター=パート100人で運営

社員が一週間不在でも運営に支障が出ない

◆鉄則7 在庫ロケーションは定期的に見直せ
センター作業の効率=ロケーションに大きく左右されるため、商品特性にもよるがルール
化するのが望ましい
ルール①ロケーション変更の目安は3ヶ月に1回の頻度で全体を見直す
     ②小さな変更は随時見直す

<「歩かせない」ピッキング動線の短縮>
・よく出る商品を最小限の作業導線で出荷できるようにする
・商品は「金額」と「数量」ではなく、「出荷頻度」で集計・分析し、ABCDのランク
 付けを行う
・一般に出荷頻度上位20%の商品が、全体の80%の商品を占める

◆鉄則8 検品業務にはITを導入せよ
人手では限界がある、非効率⇒検品業務のシステム化⇒業務品質向上、責任の明確化
                 ↓
           在庫差異の原因を明確にできる

◆鉄則9 車両事故を徹底的に撲滅せよ
車両事故を激減させた会社の秘策
(1)眼精疲労はドライバーが最もコントロールできないリスクだ。パチンコ、テレビ、深
   酒などをプロとして控えるよう徹底指導する
(2)部長クラスがドライバーの家庭を訪問することにより、会社と家族の両方から事故の
   重要性を伝え、理解してもらう
(3)配車のやり取りにおいて、ドライバーに「焦り」「プレッシャー」を喚起させる「伝
   え方(言い方)」を禁止する

<事故がない(少ない)会社の共通点>
 ①あいさつ、マナー、5Sがしっかりしている
 ②車両がいつもきれいに保たれている
 ③利益がでている

◆鉄則10 「採用」で勝負をつけろ
強い会社・成長している会社⇒人材教育の前工程とも言える「採用」が強い会社
・トップ自らヘッドハンティングに走り回る
・人材紹介会社を活用する
・優秀な人材が「ここで働きたい」「この人と働きたい」というトップや会社のビジョンづく
 りなどに力をいれている

<採用が強い会社の共通点>
①大きな会社よりも強い会社を目指す(売上よりも利益を優先する)
②能力と一定の実績が備われば若くても重要ポストに就く

◆鉄則11 人材の多能工化を図れ
物流業は「所長産業」である⇒所長の能力、資質で現場運営の90%が決まってしまう
<生産管理の多能工化>
◎所長、センター長
    ↓
①1人で複数のセンターや事業所を運営管理する能力
②現場管理職として求められる能力
●数値管理能力
●リスク管理能力
●労務管理能力
●緊急対応力
●コミュニケーション力
●情報のタテ・ヨコ組織への伝達力
●現場改善能力
●執行管理能力

◎パート・アルバイト
  ↓
1人3役
●ピッキング
●検品
●補充