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第404回「KPIに振り回されない」

最近では物流でもKPI(Key Performance Indicator)(重要管理指標)が広く使われるようになった。
作業生産性を表すもの(人時生産性(MH))や保管効率を表すもの(パレット当たりピース数他)、忘れてはならないのが、(作業)品質を表すもの(誤出荷率、在庫差異率他)が主なKPIであるが、リードタイム厳守や納品時間厳守などのサービスレベルまで多岐に渡る。
大手になるとこれでもかというくらいのKPIが設定されている場合も少なくない。
筆者が懸念するのは、(1)数値だけが先行して、その目標達成方法まで落し込まれているのか否か、(2)効率が優先されて「品質」が蔑ろにされていないか、という点である。
KPIを有効的に活用、運用していくには、(1)KPI項目で達成されているモノは除外するなどのスクラップ&ビルドを行う、(2)インセンティブ、ペナルティを設定する、(3)重要指標に絞り込むことが重要である。
ある企業の物流部はKPIを集計することが仕事になってしまっている。更に重要なのは、Step2としてKGI(Key Goal Indicator)、要するにゴールは何かを明確にすることである。
どんなに充実し有効であるとされてもKPIはKGIのためのプロセスである。むしろKGIから設定するべきとしている企業も少なくはない。
数値の達成を果たしてもメリットが出ないKPIをいくつ並べても意味がない。
極論するならば1つのKGIとそのゴール到達に向けたKPI1つで充分なのかもしれない。