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第406回「ふさわしくない人物が組織の上に立つと・・」

ふさわしくなく、適正のない人物が組織の上に立つと大きな混乱が起きる。特に大きな組織であること、トップに立つ人物の言動が活発であり、内容にメリハリが大きいとその混乱は更に大きくなる。
このようなトップが組織の上に立つ場合、次のことに十分、気を付けなければならない。
ワンマン(経営)な性格であるか、特権を持たせてしまっていないかである。
真に米国新大統領のトランプ氏がこの人物に当て嵌るが、ようやくその行動のストッパーとして司法省や議会などが機能し始めてきたようだ。
企業レベルになるとこのような間違った人事、人選は日常茶飯事である。なぜ、このようなことが起こるのか、これについても大別すると次の2つのケースがある。
1つは役員会、人事がその人物の性格、特徴、適正を理解できていなかった。もう1つは人物自体がそのポストに就いた後に豹変してしまった。というものである。
厄介かつ最も悲観的結果になるのは後者である。
従って、組織というものは、どんな人物がトップだけでなく重要ポストに着任したとしても、統制、監査、チェック、合議など、過ちを犯さないで済むようなガバナンス体制を日頃から構築しておく必要がある。
組織図に頼って構築すると、このガバナンスが機能しない場合が多いため“裏体制”づくりが重要である。要するに人物に対しては人物で対処することが得策である。
特にオーナー型ワンマン経営の場合、こういった体制すら構築する段階でストップがかかるのは自明の理である。こういう場合はその人物が話を聞く、言うことを聞く、他の人物を見つけておかなければならない。
(1)師と仰ぐ人物、(2)その人物が頭が上がらない父母、妻、愛娘、先輩などの人物、(3)プロと認めている外部の経営者や専門家などである。

影響力のある人物による影響を大きく受ける組織での暴言動は社会的にも許されるものではない場合も多い。選ばれてそのポストに就いているとすれば、選んだ人々の責任をも問うことは然るべきことであると筆者は認識している。