Top > メールマガジン「物流ナビゲーター」 > 第409回「波動の対応に強い物流会社の共通点」

第409回「波動の対応に強い物流会社の共通点」

物流において、H(波動)、H(ハンドリング)、I(イレギュラー)はコストを上昇させる3大要因である。
今回はその中でも、毎年、毎時、頭を痛めなければならない、H(波動)の対応と、その対応に強い物流会社の共通点について述べる。
「波動」と言っても様々な波動(物量の波)がある。年間波動、季節波動、月間波動、週波動、曜日波動、時間波動などがある。これらの中でも現場に強い影響を与える波動は季節波動と曜日波動であろう。
消耗品を扱う企業では繁閑の差は4倍弱になることもしばしばである。こうなると現場での人手と車両の確保が厳しくなるのだが、予め予想されている。予想される場合はその難を乗り越えられるが、予想を超える4倍クラスの波動はお手上げである。
ある会社では販促スケジュール情報、新商品発売情報、セール・特売情報、TVコマーシャル、チラシ情報など、事前に波動を創る情報が現場にはほとんど入ってこない。
しかも入荷情報の精度も低いため、毎晩深夜までの作業が続く有様であった。
このように通常の波動に(1)販促活動と(2)気候変動が加わると物量は大きく跳ね上がる。
最近、筆者は波動幅が大きな物流のコンサルティングを続けて任されることになったのであるが、この波動に対応している会社がしっかり存在する現場があることを改めて確認したのである。
波動に対応できている会社は、パートリーダーが設置されている、レイバーコントロールが機能している、シフト交替が上手く引き継がれているなど、諸々の理由があるのだが、全ての物流会社に共通していたのは、「(現場)近くに自社の他営業所があり、応援者をスピーディに確保できる」ことであった。