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第420回「物流改善 8つのない」

当コーナーでも幾度か“6つのない”についてはお伝えしてきたかもしれません。
我々NLFは日々の改革・改善活動の中で更なるムダの追求、作業品質の向上、安全管理の徹底を柱に様々な視点、方法、ツールをトライ&エラーにて進化させてきたつもりです。その中でも新たに“2つのない”を追加させることが重要であると認識しています。それは「屈ませない」「拭かせない」の2つです。

「屈ませない」はピッキングや格納、梱包作業でスタッフが前のめりになるか、膝を曲げ、腰を下げながら作業をしなければならないシーンです。この作業の多くは繰り返し行われ、屈伸を連続させるために作業負荷がかかり、スタッフの疲労度が上がります。また腰痛の原因にもなるため、この「屈む」ことをなくしていく事が不可欠です。
これには2つのアプローチがあり、“高さを設ける”と“下部ゾーンに(良くハンドリングするものを)置かない”が挙げられます。流れ作業としてライン化されている場合、ローラーやベルトコンベアでの作業ではハンドリングが多頻度になるため、これらマテハン(マテリアルハンドリング)の高さ調整を行っている現場を見かけますが、一部に限られています。
もう1つの「拭かせない」はタオルで汗を拭かせない、空調設備の必要性を意味しています。夏場対策に限られる文言ですが、広義に冬場の寒さ対策にも展開させる必要があります。(更には製・商品の汚れ、埃を「拭かせない」にも通じますが、ここでは空調対策に留めておきましょう)
また、この“2つのない”に共通することがあります。それは人手不足対策における“定着化”に重要な改善であるということです。
屈み作業が多い、空調が効かない現場は仕事がキツイ、ブラック現場となり、ヒトの定着化を妨げることになります。

もう一度従来の“6つのない”にも触れておきましょう。(1)歩かせない、(2)持たせない、(3)待たせない、(4)探させない、(5)考えさせない、(6)書かせないの6つです。
更に(7)「屈ませない」、(8)「拭かせない」を追加し「8つのない」を目標、スローガンに環境づくりを更にパワーアップさせていただきたいと思います。
(再掲載)