Top > メールマガジン「物流ナビゲーター」 > 第423回「Aランクゾーンは作業生産性、BCランクゾーンは保管効率を優先する」

第423回「Aランクゾーンは作業生産性、BCランクゾーンは保管効率を優先する」

Aランク、BCランクというのは、ここでは出荷頻度の高い順からA、B、Cと称している。保管効率を上げるために色々な工夫が見受けられるが、センター・倉庫の全体最適から言うと作業生産性とのバランスが求められる。

リフト通路や仕分けスペースなど空間を設けることが作業を順調に進めることができる。

しかし、これにも適正化という考え方があり、何でもかんでも空間を設けることが良ではない。目安となる数値やデータがあれば良いのだが、中々統一されたモノや基準といったモノがこの物流業界には少ない。それだけ多種多様な状況があるということも一つの理由であろう。

センター・倉庫において、作業生産性と保管効率のどちらを取るかの判断として、製・商品の出荷頻度ABC分析結果が活用できる。多くはロケーション、レイアウト作成の場合に使うのであるが、出荷頻度の傾向が分かれば様々なことが分かる。

例えば、出荷頻度が高いAランク商品群のエリアでは多くの作業とスピードが求められるため、通路幅を15%広げるとか、高いところには商品を置かない(2,100mmや2,200mmの軽量ラックの最上段)など、“作業生産性”を優先すべきである。

反対に、頻度の低い、あまり出荷されないB、Cランク以下の商品群のエリアではラックサイズの見直しや棚段変更により“空気を保管しない”よう保管効率向上を図るべきである。

このように、製・商品の物流特性を把握すると同時に保管のあり方、管理のあり方の原理原則が見えてくるものである。
(再掲載)