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第427回「在庫管理の方法と進め方」

1.在庫とは

2.在庫管理の課題

3.在庫改善の5ステップ

4.在庫目的の確認

≪「適正在庫」のジレンマ≫

  • 本来の意味において、適正在庫とは「経済活動を円滑に行うために必要な最小限の商品ストック」であり、最も望ましい「適正在庫」とは、“在庫0”である

≪在庫目的の確認≫

(1)積極的理由によるもの

  • 自社しかない、独自の戦略的な商品である。
  • 在庫を持つことによるメリットが、持たないメリットを上回る。リードタイムの短縮、大量生産大量消費、製造コストの低減)

(2)戦略的理由によるもの

  • 在庫品の組合せで付加価値を高める(アソート技術)
  • 繁忙期対応(チャンスロスの最小化(お中元・お歳暮など))

(3)消極的理由によるもの

  • どの位売れるのか解らない「計画の精度の低さ」
  • 製造部分の物理的な限界を吸収する目的
  • 売れ残ってしまった商品(滞留在庫)
  • 部分最適の集大成(統括管理者の不在)

 

在庫管理の目的在庫の最小化を図る 欠品をなくし、販売期間の損失を防ぐ

在庫管理とは?適正な在庫量を維持するための(発注時期)(発注量)を決定すること

 

5.基本的な発注方式

 (1)定量発注方式(発注点管理方式)
 (2)定期発注方式
 (3)ダブルピン方式
 (4)その他

6.主な発注方式

 (1)定量発注方式(発注点管理方式)

 (2)定期発注方式

 

7.安全在庫・発注点などの設定方法

  安全在庫
  1.安全在庫量=(調達リードタイム-1日)×1日平均出荷数
  2.安全在庫量=安全係数×標準偏差×√調達リードタイム

   発注点
  発注点=(調達リードタイム-1日)×1日平均出荷数+安全在庫

   発注量
  発注量=(発注サイクル+調達リードタイム-1)×1日平均出荷数-現在の在庫残
      -現在の発注残+安全在庫 


 8.在庫管理の手法

    (1)扱い商品の傾向分析

    ①ABC管理
    ②季節別・月別・週別出荷動向
    ③入荷までの調達リードタイム

 (2)保管方法、荷扱方法の理解

    ①形状(ケース・バラ)
    ②重量・容積
    ③温度・湿度・光の管理

 (3)ロケーション設定とマテハン使用

    ①(1)(2)の条件を加味したロケーション設定
    ②目で見てわかる管理

 (4)在庫管理オペレーション

    ①入と出の管理
    ②作業工程管理
    ③記号・伝票による管理

 

9.在庫差異の原因と対策

 (1)入と出の把握不足(未入力)
  ●役割分担の明確化と目印の扱い統一(伝票・スキャナなど)

 (2)勘違い・二重管理・部分管理

 (3)置き場所・保管手法の問題
  ●ロケーションルールの設定

 (4)カウントミス・仕入ミス・出荷ミス
  ●オペレーションレベルの向上・ルール・ダブルチェック・扱いロットの設定
   ・イレギュラーの報告・半端品・返品 商品の扱いルール設定

 (5)盗難・破損・破棄の未報告など
  ●現場で管理責任を終結させない