「③調達物流を内製化する」
物流で利益を出す基本的な手法としてあるのが、
この「調達物流の内製化」である。
これは自社管理の配送ルートを利用して仕入れ先まで商品を調達しにいくというものである。
利益の出し方としては、仕入れ先の物流のムダを自社物流の効率化と連動させることにより、
引き取り、調達物流体制を構築することで、その削減したコストを仕入れ価格に
反映させてもらうというものである。
特に自動車メーカー、大手食品、雑貨卸などはこの方法に力を入れている。
これについては、自社の強みである物流を更に仕入れ先を含めた形で
効率化することによってメリットを創出するという考え方である。
この手法を取り入れるには、当然自社物流体制の強化が必要不可欠であるが、
調達先エリア分布の考慮、更に仕入れ先の理解と協力がなければ
成り立たない手法でもある。