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第508回「物流マンの品格」

「物流マン」、それは残念ながら十分な教育を受けていない人たちが大半である。基礎教育も専門教育もしかりである。

教育は必要であると感じながらもトップの姿勢や業界のコスト構造の問題から、教育費の捻出が困難であること。本人の意識そのものにも起因しているであろう。

物流業界が価格競争に巻き込まれたり、「業者」として荷主から扱われたりする理由のひとつに物流マンの「品格」の欠如がある。

「物流マン」と「品格」、今までは相反する言葉であったが、これからはそうはいかない。

物流業界を生き残り、可能な限り「パートナー」として荷主と付き合っていくためには、この「品格」を備えていなければならない。

では、物流マンの「品格」とはどういったものがあるだろうか。

1.日経新聞などの主要新聞には毎日目を通し、社会情勢の流れを理解する。

2.荷主などの得意先で他社の悪口や自社の不満を漏らさない。

3.「うちに来ないか」の言葉に軽々しくのらない。

4.あいさつやビジネスマナーを修得する。

5.「物流」に関する相談や質問には答えられる。もし答えられない場合はそれを持ち帰り、必ず何らかの回答を行う。

6.得意先や同業者などからの宿題(見積り書の提出、提案書の提出など)は徹夜をしてでも十日以内に対応する。

7.(物流の)プロ意識を常に持つように心がけている。

8.得意先の要望、要請と現場の対応力を会社の利益に働くよう調整できる。

9.問題解決の「引き出し」を多く持っている。

10.多くの事例を持ち、自分が井の中の蛙にならによう努力している。

11.部下とコミュニケーションをとることが上手でなくても、そのための努力をしている。

12.「現場はショールームである」との認識の上、あいさつや5Sを重んじ、その実施に力を入れている。

13.仕事を獲得する方法で「価格」(値下げ)以外の方法を知っており、それを実践したことがある。

14.「物流」の仕事が好きである。(好きになった)

などが、最低限備えてもらいたい事柄である。

しかし「品格」は取り繕ったり、真似できるものではない。それは何と言っても、実践と多くの経験による百戦錬磨の「たくましさ」の上に備えられるものであろうと私は思うのである。

 
物流コンサルティング・コンサルタント