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第531回「所長の“品格”」

物流業界において、各ポジションの担当者はそれぞれの役割と責任に加えて「品格」もまた必要ではないだろうか。

今回は所長の「品格」について述べていきたいと思う。所長といっても部下の数は5~100名規模まで様々であろう。

しかし、部下の数に関係なく、その営業所や事業所の「長」であることは間違いない。部下にとってのモデルとなるような言動と仕事ぶりで「この人の下で働いて良かった」、「不満はない」といった現場からの意見が出れば申し分ない。

しかし、現状、なかなかそういった人物が「長」として君臨していることは少ない。私が多くの現場を見て優秀であると思える「長」には共通して以下のような品格がある。

1.朝の出社は誰よりも早く一番にタイムカードを押している

2.朝礼、昼礼、終礼など、日々の当たり前と言える確認事項を怠らない

3.常に気配り意識を持ち、混乱しているスタッフなど誰も気が付かない事柄にいち早く行動
 を起こす

4.最低必要限の発言と指示を出し、あとは聞く側に回ることを意識し、常に誰かの相談に応
 じている

5.重大事故やトラブルの発生時には率先して動き、決してその責務から逃げない

6.部下が落ち込んでいる時、気落ちしている時、「一言かける」ことを忘れない

7.あいさつや5Sは自ら進んで実践している

8.褒めるということを知っており、ここ一番のときにそれを実践できる

9.「管理」に感情を入れない

10.現場には頻繁に出向き、事務所での業務と50:50ぐらいのバランスを保っている

―などが挙げられる。

所長たるものモラルは当然のこと、「品格」という要素も備えていないと部下や荷主はついてこないし、一定の業績を上げることも困難である。

皆さんも「品格」という視点で一度所長を考課されてはいかがだろうか。

 
物流コンサルティング・コンサルタント